店舗運営×AI

お店のバナーをAIで作る|イベント・割引の告知を撮影なしで

架空のお店のハロウィンイベントを告知する横長のバナー。期間と、新規のお客さん向けの60分コースの割引が書かれている(架空のモデル)
AIで作ったイベント告知のバナーの例。架空のお店・架空のモデルです。

「週末のイベントの告知を今日中に出したい」「割引のバナーを毎月作り直すのが大変」。お店のバナーづくりは、急ぎで、しかも回数が多い仕事です。いまはAIを使えば、撮影もデザイナーへの依頼もなしに、告知のバナーをその場で用意できます。

ただし、バナーはお客さんへの約束を文字で書いたものです。見た目はAIに任せても、日付・金額・条件が正しいかは人が確かめる必要があります。この記事では、AIでバナーを作る流れと、よく使われるサイズ、公開前に確かめることをまとめます。

AIでバナーを作ると何が楽になるか

これまでのバナーづくりは、素材の写真を用意して、デザインツールで文字を並べるか、デザイナーに頼んで数日待つかのどちらかでした。AIを使うと、告知したい内容を文章で伝えるだけで、写真と文字が入ったバナーの候補が何枚か出てきます。

もうひとつ大きいのが、サイズ違いがすぐに作れることです。告知はお店のサイト・求人や掲載サイトの告知欄・SNS など何か所にも出すのに、枠の形は場所ごとに違います。これまでは1か所ずつ作り直していたところを、AIなら同じ告知の内容のまま「縦長で」「この媒体のサイズで」と頼むだけで、別の場所向けのバナーがそろいます。

架空のお店・架空のモデルで、同じ告知の文章から作った例です。文字はAIが入れたもので、手直しはしていません。冒頭のバナーも同じ告知から作った横長の別の案です。

作る前に決めること:載せる中身をメモする

AIは、伝えられていないことを勝手に補います。日付や金額を書き忘れると、それらしい数字が入ってしまうこともあります。作り始める前に、載せる中身をメモに書き出しておくのがいちばんの近道です。

文字は少ないほど読みやすく、間違いも起きにくくなります。細かい条件はお店のサイトの本文に書き、バナーには「何が・いつまで・いくらお得か」だけを載せるのがおすすめです。

このコラムの運営元から

このコラムを運営している StudioMaker のバナー作成には、AIからの質問にチャットで答えていくだけで、載せる中身を聞き出してまとめてくれる機能があります。何から書けばいいか迷うときは、こうした機能に頼るのもひとつの手です。また、雰囲気を言葉にしづらいときのために、集客用・求人用のバナーのデザインのテンプレートも用意していて、選んだテンプレートの雰囲気で作れます。

StudioMaker でのバナーの使われ方

  • 用途は、イベントや割引などお客さん向けの告知が大半。求人のバナーにも使われている
  • 好きなバナーなどの画像を「見本」として添えて作る使い方が多い
  • キャストを載せるバナーと、載せないバナーのどちらもよく作られている

このコラムの運営元、StudioMaker の直近3か月の利用状況から(このコラムについて)

サイズは「載せる場所」から決める

バナーのサイズに決まった正解はありません。載せる場所の枠に合わせるのが基本です。お店のサイトのトップ、掲載サイトの告知欄、SNS など、場所ごとに枠の形が違います。

形向いている場所の例
横長(16:9 など)お店のサイトのトップ、パソコンで見られる告知欄
正方形(1:1)SNS の投稿、一覧に並ぶ小さめの枠
縦長(3:4・9:16 など)スマホの画面いっぱいに見せたい告知、SNS のストーリーズ

よく使われているサイズの傾向

  • 形で分けると横長が最も多く、正方形がそれに続き、縦長もよく使われている
  • 比率ひとつで見ると、正方形がいちばん多い
  • 掲載先の枠に合わせて、ピクセル数をそのまま指定して作るお店も目立つ。横に細長い帯のような形も一定数ある

StudioMaker の直近3か月の利用状況から(このコラムについて)

掲載先によっては、入稿できるサイズや容量が決まっています。作る前に、載せたい場所の入稿の決まりを確かめておくと、作り直しを防げます。同じ告知を何か所にも出すなら、横長・正方形・縦長の3つを同じ文章から作っておくと便利です。

このコラムの運営元から

StudioMaker では、バニラ求人・デリヘルタウン・風俗じゃぱん/デリヘルじゃぱん・駅ちかの入稿サイズを用意してあり、媒体を選ぶだけでそのサイズのバナーを作れます。

作る流れ

  1. 中身のメモを用意する:上の「何の告知か・いつまで・誰が・どれだけお得か・雰囲気」を書き出します
  2. サイズを選ぶ:載せる場所の枠に合わせます
  3. 必要なら写真や見本を添える:キャストを載せるなら本人の写真(本人の了解を取ったもの)を、雰囲気を伝えたいなら好きなバナーの画像を添えます
  4. 候補を並べて、人が選ぶ:AIは何案か出してくれます。見た目の良し悪しや、お店らしさに合うかは、お店の方が見て決めてください
  5. 文字と数字を確かめる:次の章のチェックをしてから公開します

キャストの写真を載せる場合の注意点は、宣材写真をAIで作るときの注意点|ナイトワークのお店が気をつける3つのことにまとめています。

公開前に人が確かめること

AIは画像の中に文字を書くのが得意になってきましたが、文字が少し崩れたり、伝えた数字と違う数字が入ったりすることは今もあります。見た目がきれいなほど見落としやすいので、公開前に次の点を声に出して読み上げるくらいの気持ちで確かめてください。

直したい所が1か所だけなら、全部を作り直すより、その部分だけ直したほうが早く済むことが多いです。それでも文字が合わないときは、文字の入っていない画像を作り、文字は手元のデザインツールで載せるのも確実な方法です。

なぜ確認が大事か:告知の正確さはお店の信頼そのもの

バナーを見て来店したお客さんにとって、そこに書かれた日付や金額は「お店との約束」です。「バナーには2,000円引きと書いてあったのに、受付で違うと言われた」。こうした食い違いは、たとえAIの書き間違いでも、お客さんから見ればお店の約束違反です。その日の売上を失うだけでなく、「このお店の告知は当てにならない」という印象が残り、次のイベントも信じてもらえなくなります。

受付で説明するスタッフや、お客さんに接するキャストにとっても、告知と実際が違うのは気まずいものです。告知が正確なら、現場は胸を張って案内できます。

また、実際より有利に見える価格表示は、景品表示法の「有利誤認表示」の考え方とも関わります(消費者庁:有利誤認表示)。割引の条件はバナーとサイトで食い違わないようにしておきましょう。

AIでバナーづくりの手間が減った分、浮いた時間を確認に回す。正確な告知を積み重ねることが、「このお店の告知は信じられる」という評判になり、イベントのたびにお客さんが集まるお店につながります。

まとめ